
こんにちは。
秋の代表的な味覚の1つと言えば”さんま”ですよね。
私もよく家で焼いて食べます。美味しいですよね!
しかし、困ったことに猫さん達もさんまを食べたいと!!寄って来てしまいます。
お宅の猫様はどうでしょうか?
じーっと見られ、手を伸ばされるとついついお裾分けしたくなりますよね。
でも、あげちゃって大丈夫なのでしょうか?
今回は猫様と一緒に秋の味覚、さんまを楽しむ方法です。
今回参考にしたもの:ウォルサム研究所 犬と猫のための必須栄養素ポケットブック
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この記事に書かれていること
猫にさんまを与えても大丈夫
猫様にさんまを食べたいとアピールされた場合、与えるのは大丈夫です。
ただし!猫様用に加熱した身の部分を少量、たまに与えてくださいね。
では、加熱する理由などを確認していきたいと思います。
さんまは必ず加熱しよう!
サンマを含む青魚にはアニサキスという寄生虫が寄生しやすいからです。
アニサキスの画像はこちら! (お食事中の方、申し訳ありません)

(写真:国立感染症研究所より)
アニサキスは魚の内蔵に多く寄生しますが、鮮度が落ちると身の部分にも寄生してしまいます。
しかし、十分に加熱すれば死滅します。
猫にサンマを与える場合は、新鮮なものを十分に加熱し、骨を取った身の部分を与えてくださいね。
◆新鮮な魚を選び、速やかに内臓を取り除いてください。
◆魚の内臓を生で提供しないでください。
◆目視で確認して、アニサキス幼虫を除去してください。
◆冷凍してください。 (-20℃で24時間以上冷凍)
◆加熱してください。(60℃では1分以上。)
ちなみに、さんま以外の主な青魚にはニシン、マイワシ、ウルメイワシ、カタクチイワシ、マアジ、サバなどがあります。
これらを猫様に与えるときも、さんま同様に注意してくださいね。
さんまはたまに、少量だけにしよう!
さんまなどの青魚には「不飽和脂肪酸」が多く含まれます。
不飽和脂肪酸は猫さんにとってよい働きもしてくれますが、取り過ぎてしまうと猫様の脂肪を酸化し「黄色脂肪症」という病気にかかる恐れがあります。
黄色脂肪症とは
猫のお腹や胸の部分に皮下脂肪が溜まり、酸化して痛みや炎症を起こします。
主な症状
お腹部分にしこりができる。
お腹部分を触るのを嫌がる。
歩き方がおかしくなる。
食欲がなくなる。
元気がなくなる。
極端な栄養の偏りが続くと発症してしまう黄色脂肪症。
やはり猫さんにはいつも栄養バランスが考えられた、良質のキャットフードを与えるようにしたいですね。
不飽和脂肪酸の良いところ
猫さんが取り過ぎると問題のある不飽和脂肪酸。
脂肪と聞くと肥満や脂を想像してしまい、あまり良いイメージがありませんよね。
しかし、不飽和脂肪酸のオメガ−3脂肪酸やオメガ−6脂肪酸は猫さんにとって重要な栄養素でもあります。
オメガ–3脂肪酸の役割
●血液をサラサラにする
●動脈硬化や心筋梗塞の予防
●代謝の向上
●肥満予防 などがあります。
また、脳への酸素供給を改善する効果もあり、認知症の予防効果もあると言われています。
良く健康番組などで話題になるDHA EPA、αリノレン酸はオメガ-3脂肪酸に分類されますよ。
オメガー6脂肪酸の役割
●免疫機能の向上
●皮膚炎の予防 などがあります。
悪者だと思っていた不飽和脂肪酸ですが、なかなか良い所もありますよね。
さんまを与えるのはどれくらいなら大丈夫なの?

猫さんにの体にはいいけれど、与え過ぎてはいけないさんま。
一体どのくらいが適量なのでしょうか?
今回、いろいろなサイトを調べましたが、残念ながら1回につき○○グラムまで、週に何回までと記載されているものはありませんでした。
しかし、青魚を食べすぎると不飽和脂肪酸が酸化し、猫の体内のビタミンE壊す事が黄色脂肪症の原因と言われています。
猫にさんまなどの青魚を与える場合は、今与えているご飯にビタミンEは含まれているか?をチェックしたり、または猫用のビタミンサプリをごはんにプラスして与えたいですね。

猫様用ビタミンはこちらから↓
ここで、わたしが去年ねこさんと一緒にさんまを楽しんだ分量や、作り方を記載します。
良かったら参考にしてくださいね。
塩をしないでグリルで焼く。
↓
さんまが焼けたら取り出して、半身を半分にしての脂身の少ない部分を(しっぽの方)を
さらに半分にする。
(半身の1/4)をほぐして2匹のニャンズのカリカリ(ドライフード)にトッピング。

一匹の猫さんにつきサンマ半身の1/8をあたえる事になります。
これを我が家の食卓にさんまがのぼる度に(週に一度くらい)与えました。
もっと食べたい猫様達には、絶対にケチケチババアって思われてますけど、仕方ないですよね。
さんまを与える時に注意したい事
さんまは以外とカロリーが高いです。
半身を焼いたものは約120キロカロリー。
その1/8は約15キロカロリーです。
その分、おやつを減らしたり、ご飯のカリカリを数粒減らしました。
当時与えていたカリカリは100gで366キロカロリー。
一粒が1gでしたので一粒のカロリーは3.66キロカロリーです。
なので、さんまをトッピングする時は、カリカリ(ドライフード)を4粒ほど少なくさせていただきました。
ここも、すごーくケチケチですが、やはりカロリーの事も気をつけたいですよね。
新鮮なさんまをgetするにはココをチェック
猫様と楽しむさんまはやはり新鮮で美味しいものを選びたいですよね。
新鮮で美味しいさんまを購入するためのポイントです。
1、下あごの先端が黄色
新鮮なさんまは下あごの先が黄色です。
鮮度が落ちるにつれて茶色に変化します。
2、黒目が透明で澄んでいるもの
鮮度の落ちたさんまは黒目の部分が濁ってきます。
3、お腹の部分が固く締まっている
魚は内蔵から傷みやすく古くなるとブヨブヨになってきます。
選ぶときはお腹が硬いものが新鮮です。
また、厚みのあるさんまは脂が乗って美味しいと言われています。

スーパーでを選ぶ時にはこれらを意識して、自分にも猫様にも美味しいさんまを購入したいですよね。
まとめ

秋の味覚”さんま”は美味しくて焼いている時の匂いもたまりません。
猫様が食べたがるのも分かります。
猫様にさんまをおすそわけする時は、加熱する、少量をたまに、という与え方を守り一緒に楽しんでくださいね。
(骨も取ってあげてくださいね。)
加熱するのは寄生虫を死滅させるため。
少量をたまに与える理由は、さんまには猫さんが食べ過ぎると黄色脂肪症という病気になる不飽和脂肪酸も含まれているためです。
黄色脂肪症は猫の体内のビタミンE不足が原因と言われています。
さんまを与える場合は普段与えているごはんの成分にビタミンEが含まれているかを気にしたり、サプリを利用したいですね。
また、さんまには猫さんに必要な栄養素であるオメガ–3やオメガ–6も含まれています。
バランスのとれた食事をメインとして、たまには旬の食材を取り入れ一緒に季節を感じたいですよね。
しかし、さんまは以外にも高カロリーです。
さんまを与えて過剰気味になったカロリーはおやつを減らすやカリカリの分量を減らすなどして調節してください。
ちょっと細かく管理し過ぎとも思いますが、出来る範囲で健康管理に気を付けたいですよね。
また、たまにさんまに興味を示さない猫さんもいるようです。
そんな猫さんには無理に食べさせずに、飼い主さんだけで美味しいさんまを楽しんでくださいね。
それでは、あなたとあなたの愛猫さんが美味しい秋の味覚を満喫できますように!
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