
こんにちは!
愛猫さんの脱毛を見付けた時って凄くショックですよね。
先日、我が家の猫の首付近に小さな脱毛を見つけた時は、病気を心配してすごく焦りました。
ネットで検索すれば怖い病気が出るわ出るわ!!
ちょっとパニックになってしまったりして・・・
今回の我が家の猫の場合は、病気による脱毛ではありませんでした。
しかし、飼い主を焦らせる猫様の脱毛の原因は、病気によるものとそうでないものもあります。
今回は、猫の脱毛でお悩みの方へ脱毛の原因を詳しく書きました。。
参考にして頂ければ幸いです!
では、どうぞ!
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この記事に書かれていること
猫の脱毛の原因がは大きく分けて2つ

猫様の脱毛の原因は2つに分けることが出来ます。
1、病気による脱毛
2、怪我による脱毛
です。
ではまず、病気による脱毛の原因や症状から。
猫の病気による脱毛は体の場所によって様々
猫様の病気による脱毛は、脱毛する場所によって違ってきます。
それぞれの場所の病名や症状は次の通りです。
●顔周りの脱毛
病名:皮膚糸状菌症(白癬)
症状:猫の顔周りが円形に脱毛する。フケ、脱毛部分が赤くなる事も。痒みは軽い。
原因:皮膚糸状菌症に感染している猫からの感染や人からの感染。
予防:感染動物との接触を避ける。室内の清潔を保つ。
飼い主の水虫から猫に伝染る場合もあります。
飼い主さんが水虫の場合は猫に水虫の部分を触らせないように注意が必要です。
●顔や耳の端部分の脱毛
病名:疥癬(ヒゼンダニ症)
症状:患部の激しい痒み。赤いぶつぶつが出来る。フケやかさぶたが目立つようになる。
原因:猫ヒゼンダニというダニの寄生が原因。
予防:ダニの予防薬や駆除薬を投与して予防する。室内の掃除をこまめに行う。
●首のまわりの脱毛
通称:首輪ハゲ
症状:首輪部分の毛が脱毛する。
原因:首輪をつけっぱなしにすることで、擦れ脱毛する。
また、首輪が汚れて雑菌が繁殖して不潔な状態になり脱毛になる。
予防:硬い素材の首輪は避ける。猫にあったサイズの首輪を選び、定期的に洗濯をする。
●耳先や頭部の脱毛(白猫)
病名:日光過敏症
症状:白猫の耳先が腫れたり、脱毛する。
原因:白い毛の多い猫は紫外線の影響を受けやすく、強い日差しが当たりすぎなどで起こる病気です。
予防:窓にシートやカーテンを付け直射日光を遮る。
●お腹や内股、両脇の脱毛
病名:過剰グルーミング
症状:体の同じ場所を過剰にグルーミングすることで脱毛や炎症が起きる。
猫がグルーミング出来る範囲が脱毛する。
原因:強いストレス(引っ越し、飼い主の長期不在、環境の変化など)
予防、対策:ストレスの原因を突き止めて改善する。
●首や背中、お尻、しっぽのまわりの脱毛
病名:ノミアレルギー性皮膚炎
症状:激しい痒みが伴うので、患部を激しく掻いたり、掻きむしるため出血もあります。
原因:寄生したノミの唾液にアレルギーを起こす事が原因です。
予防:室内のこまめな掃除や定期的にノミの駆除や予防を行う。
怪我による脱毛の場合
我が家のように室内飼いの猫の場合、怪我による脱毛の原因として考えられるのは3つです。
1,火傷
2,猫が何処かに患部を引っ掛けた
3,他の猫に引っかかれた(多頭飼いの場合)
今回、我が家の猫の脱毛の原因は”猫が何処かに患部を引っ掛けた”という事でした。
その、症状を発見から治療までを詳しくご紹介します。
我が家の猫に脱毛!発見から治療まで
我が家の猫に小豆粒ほどの脱毛を発見してから、病院に行くまでをまとめました。
土曜夜
いつものように猫を撫でていると、首の辺りに小豆粒くらいの脱毛を発見!

出血は無し、しかしピンク色の肌が見えている。
猫様は痛がる様子もなく、痒がる様子もなく、いたっていつも通り。
そこで、日曜は病院がお休みなので一旦様子を見ることに。
↓
日曜日
脱毛の大きさは変化無し。
猫様の様子もいつも通り元気。
一安心して過ごしました。
↓
月曜朝
脱毛部分を引っ掻いたのか?
脱毛箇所が2倍くらいになり、血もにじみ、全体的に赤くなっている。
見た目に凄く痛そうでした!
しかし、猫様の様子はいつも通り元気。
特に痒がる様子も無く、食欲もあり。
元気でしたが、脱毛部分が2倍に広がり、血も滲んでいることから、病院へ連れて行くことにしました。
猫の脱毛、病院での診断

病院での診断結果は、一番外側の皮(表皮)がめくれたとの事でした。
獣医さんは、”あーなんか、どこかに引っ掛けたんかな〜?”と深刻さはあまり無し。
しかし、この軽い感じの発言で、一気に安心することが出来ました。
人の場合でも、何かの拍子に手や足の一番上の皮がめくれて、血は出ないけれどヒリヒリする事ありますよね。
あの状態になっているという事でした。
猫さんの場合は毛が無くなってしまうので、より重症に見えてしまうようです。
脱毛した猫は夜中に良く暴れている猫です。
暗闇で何かに引っ掛けてしまったのではないか?という事で落ち着きました。
猫と暮らしている方なら、猫って結構ドジる事はご存知ですよね。
凄く心配をさせたので、しばらく”ドジ子”と呼ばれるハメに。
猫の怪我による脱毛、獣医さんでの治療や費用
今回の受診での治療内容と費用はこのようでした。
診察内容
●血が滲んだ部分の洗浄。
●脱毛した周りの毛のカット(脱毛部分の清潔を保つため)。
●脱毛部分への塗り薬。
脱毛部分のヒリヒリを抑える為に、1日2回塗るワセリンのようなお薬も頂きました。

お会計は、お薬代込で3,000円程でした。
2日後脱毛範囲が広くなって再受診
獣医さんで病気による脱毛では無いことが分かりホッとしました。
そして、先生に言われた通り1日2回、薬を塗り、様子を見ていました。
しかし!塗り薬の感触が気に入らなかったのでしょうか?
猫様が脱毛部分を引っ掻いてしまい、2日後には脱毛範囲が最初の3倍ほどに広がってしまいました。
もちろん血も滲んでいました。

※写真は診察後です。
ここでまた心配になり、獣医さんへ電話をして再受診をしました。
2回目診察の内容は次の通りです。
●脱毛部分の洗浄。
●脱毛部分の周りの毛のカット。
●自分での引っかき防止の為に、爪のカット。
薬が脱毛部分を引っ掻く原因になっていたので、塗り薬は止める事になりました。
また、これ以上引っ掻いて悪化した場合の為、エリザベスカラーも貸して頂けました。
塗り薬は止めましたが、猫が脱毛部分を引っ掻いてしまわないよう注意して、経過を観察することになりました。
獣医さんへのかかり方や、頼れる獣医さんの見つけ方はこちらも参考にしてください。
https://s-namini.com/post-180/
https://s-namini.com/post-1746/
脱毛から2週間の経過
塗り薬を止めてからは、脱毛部分を引っ掻く事もなくなりました。
その後、最初の脱毛発見から約2週間後くらいで、ようやく毛が生えてきました。
まだ、見た目には脱毛は分かりますが、猫様もいつも通り元気です。

これで、脱毛事件も一段落です。
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まとめ

猫の脱毛は、病気が原因とそうでないものがあります。
猫の脱毛を見つけた時は、びっくりして、色々な情報を詰め込んでしまい心配しすぎてしまいますよね。
そんな時は、猫様のいつもの様子を思い出し冷静にチェックしてみてください。
その後で、きちんと原因を見極めるためにも獣医さんへ連れて行くことは大切です。
病気では無かった、我が家の猫の脱毛の様子はこのようでした。
●小豆粒大の脱毛(表皮のピンクが見えている。)
●猫が凄く痒がったり痛がったりする様子は無い。
●皮膚が荒れたり、赤くなったりしていない。
●猫の様子はいつもと変わりはない。(元気で食欲もある)
室内飼いの猫の場合、病気以外の脱毛の原因は
火傷、どこかで患部を引っ掛けた、他の猫に引っかかれた(多頭飼いの場合)、というケースが多いと言われています。
猫が何処かに自分を引っかけてしまった脱毛は、猫が自分で傷を付けなければ、2週間ほどで落ち着いて来ます。毛も生えて来ます。
猫様は急な変化が苦手です。
十分に気にしながらも、あまり特別扱いはしないで、いつも通り接してあげたいですね。
こちらの記事も参考にしてください!
https://s-namini.com/post-296/
https://s-namini.com/post-477/
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