
こんにちは。
猫って柄以外はみんな同じように見えますよね?
でも実は、人と同じように顔が違ったり、体格が違ったりするんです。
特にオスとメスでは見た目も違いますが、性格や好みにも違いがあります。
お宅の愛猫さんはオス猫さんですか?メス猫さんですか?
それぞれの違いを知れば、もっと愛猫さんを理解することができますよね。
そしてもっと仲良しになれるはず!
今回は、オス猫やメス猫の特徴や違い、それぞれと暮らすコツをご紹介します。
○平成27年度 家庭飼育動物の診療料金実態調査
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この記事に書かれていること
オス猫とメス猫はどこが違うの?
オス猫とメス猫の主な違いは5つ。
①利き手
②見た目
③性格
④好きなこと
⑤かかりやすい病気
では、それぞれについて詳しくご紹介しますね。
子猫の見分け方にも! オス猫とメス猫はどう違う?利き手の違い
子猫時代(特に生後2ヶ月くらいまで)は、オスメスを判断する生殖器などの見た目にも、ほどんど違いがありません。
動物の専門家の獣医さんでも難しいみたいで、お友達の猫も「多分オスだね。」って言われたのにメス猫だった事もあるくらいです(汗)
でもそんな時は、猫さんと遊んだ時に、どちら手を最初に出すかをチェックしてみてください。
2009年にイギリス人心理学者が42匹の猫で行った実験では、オス猫は左効きが多く、メス猫は右利きが多いと言う結果が出ているんです。
我が家のニャンズは2匹ともメス。
よーく注意して見ていると、確かに猫じゃらしで遊ぶ時は右手が最初に出ています。
オス猫とメス猫はどう違う? 見た目の違い

オス猫とメス猫は、見た目も違います。
上の写真で比べてみてくださいね〜。
オス猫の見た目
●体が大きく骨格や筋肉がしっかりしている。
●顔が大きくがっしりしている。
●足が太くたくましく、大きい。
オス猫はメスや縄張りをめぐっての争いが多くあります。
このため筋肉や骨格が大きくなる。と言われています。
猫によって多少の差はありますけど、メス猫と比べると大きくてがっしりした印象の体をしています。
確かに上の写真でもオス猫さんの方ががっしりしていますよね〜。
では、今度はメス猫さんの見た目です。
メス猫の見た目
●体が小さめ。
●顔が小さくスッとしている。
●足が細く小さい。
メス猫はオス猫に比べて、ケンカなどの争いがあまりありませn。
そのため、筋肉や骨格はオス猫ほど発達しないで小さく華奢な印象の体つきになる。と言われています。
オス猫とメス猫はどう違う? 性格の違い
オス猫とメス猫は見た目も違えば、性格の違いもありますよ〜。
オス猫とメス猫の性格の傾向はこんな感じ。
【オス猫の性格の傾向】
・感情表現がストレート
・甘えん坊
・やんちゃ
・遊びにすぐ夢中になる
【メス猫の性格の傾向】
・感情表現が控えめでおとなしい
・警戒心が強く用心深い
・ツンデレ
皆様の愛猫さんはどうですか?
オス猫は、大人になると甘える事が少なくなると言われています。
しかし、去勢したオス猫はやんちゃで飼い主さんにべったりになりがち。
遊ぶのも大好きで、運動量もメス猫より多くなります。
メス猫は子育てなどで自分のしたいことを我慢する事が多くなりがち。
なので大人しくて用心深い、マイペース、クールな性格になると言われています。
なので、メス猫は手がかからなくて飼いやすいっといわれているんでしょうね。
実は私もニャンズを引き取る時に、獣医さんから「猫を飼いなれていないなら、メス猫のほうがいいよ〜。」と言われました。
では、それぞれの性格が分かった所で、オス猫、メス猫さんが喜ぶ事をご紹介します。
もし、みなさんが実践されていない事があったら、試してみてくださいね。
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オス猫とメス猫の違い、オス猫が喜ぶ事5つ

①運動量の多い遊びをする。
筋肉量が多いオス猫さんは、激しい遊びが大好きです。
高めの位置で猫じゃらしを動かしたり、ジャンプやダッシュが出来る遊びを増やしてあげたいですね。
猫じゃらしで猫と遊ぶコツは、こちらの記事を参考にしてください!
↓↓↓
猫満足!猫じゃらしの遊び方!こう使えば効果倍増、大興奮のコツ!
②ご飯をしっかり与える。
メス猫より体も大きなオス猫さんは、必要なエネルギーも多くなります。
体重にあったフードの量を与えてあげましょう。
また、去勢手術後は太りやすくなります。
フードは大体の目安ではなく、ちゃんと測って与える事も大事ですよ。
③爪とぎは数カ所に置く
オス猫はメスよりも爪とぎの回数が多い傾向にあります。
爪とぎは数カ所に分けて置くと、猫が爪とぎをしやすくなりますよね。
壁や家具への爪とぎ防止にもなります。
④猫の臭いが付いた物を置く
縄張り意識が強いオス猫は、自分の臭いで安心することができます。
ベットやお気に入りの場所には、臭いの付いたタオルや布を置いて安心させてあげたいですね。
⑤かまってアピールにはできるだけ答える。
オス猫は自分の要求が一番。
遊んでやかまってアピールには、できるだけ答えるようにしたいですね。
忙しくてどうしても無理って時は、名前を呼んであげるだけでもOKです。
オス猫とメス猫の違い、メス猫が喜ぶ事5つ
①静かに落ち着ける場所をつくる。
オス猫よりもじっとして過ごす時間が長いメス猫さん。
ひとりでゆっくりと落ち着ける場所があると安心できますよ。
キャットタワーの上、タンスの上などは片付けてくつろげるようにしたいですね。
②フードは回数を分けて与える。
オスよりも1回の食事量が少ないと言われているメス猫さん。
1回に与える量を少なめにして、回数を増やすようにしたいですね。
③こまめにブラッシングしてあげる
メス猫はきれい好きでブラッシングが好きと言われています。
グルーミングの時間もオス猫より長いと言われていますよ。
我が家の2匹のニャンズ(両方ともメス。)はブラッシングが大好き。
1匹を始めると、もう片方が近くで順番待ちしますよ!
そして、ブラッシングには、リラックス効果だけではなく血行促進効果もあります。
健康管理のためにもブラッシングしてあげましょう!
④隠れる事ができる場所を作る。
メス猫は子猫を守るために、危険を察知する能力や警戒心が強いといわれています。
とっさの時に隠れることができるように、屋根付きのベットなどを用意したいですね。
飼い主以外の人間が苦手な猫さんは、来客の時は別の部屋に移してもストレスを少なくできますね。
我が家の猫は(1匹のみ)来客が大の苦手です。
なので、長くなりそうな場合は、別の部屋にご飯と水を移動させます。
トイレも移動する事もありますよ〜。
⑤しっぽの付け根を触ってあげる
しっぽの付け根は神経が集中しています。
メス猫の多くは、このしっぽの付け根をさわってあげると喜ぶ傾向があります。
優しく触ってあげると喜ばれますよ。
(※中には苦手な猫さんもいます。最初は軽く触ってみてくださいね。)
オス猫とメス猫はどう違う?かかりやすい病気は?

見た目も性格にも違いがあるオス猫さんとメス猫さん、かかりやすい病気にも違いがありました。
愛猫の健康は一番大事。
日頃の生活の中でチェックしたいですね。
オス猫がかかりやすい病気
オス猫はメス猫よりも尿道が細くなっています。
そのため、おしっこ関係の病気にかかりやすくなります。
オス猫がかかりやすいおしっこ関係の病気
●尿石症
腎臓から尿道へとつながる管に結石ができる病気です。
おしっこをする時に辛そうに鳴く、トイレに行くがおしっこが出ない。
などの症状が見られます。
●尿道閉塞
結石が尿道の近くに詰まると、尿の出口が塞がれてしまいます。
そして、おしっこが出なくなる恐ろしい病気です。
愛猫がオス猫さんの場合、特におしっこは毎日チェックしたいですね。
メス猫さんがかかりやすい病気
メス猫さんは子宮や乳腺など、メス猫特有の病気にかかりやすいと言われています。
●乳腺腫瘍
猫の胸やお腹にある乳腺に腫瘍ができます。
おっぱいに腫れやしこりがある。
おっぱいから血や膿が出るなどの症状があります。
●子宮蓄膿症
子宮内に細菌が入り、炎症が起こって膿が溜まります。
水をよく飲むようになった。
食欲がない。
外陰部から出血や膿が出る。
このような症状が見られます。
メス猫さんがかかりやすいこれらの病気は、避妊手術をすることで発症のリスクを少なくする事ができます。
オス猫とメス猫、生活費用の違いは?
オス猫とメス猫で生活費用の違いが大きいのは1つ。
それは、オス猫の去勢手術とメス猫の避妊手術の値段です。
日本獣医師会による平成27年度 家庭飼育動物の診療料金実態調査では、オス猫の去勢施術の平均価格は10,000~15,000円、
メス猫の避妊手術の平均価格は20,000~25,000円となっています。
ここで、約10,000円の差があります。
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まとめ

愛猫とお互いに仲良く暮らすには、オス猫とメス猫の違い、好みや特徴、性格を知ることも大切。
オス猫とメス猫には利き手、見た目、性格、好み、かかりやすい病気の5つの大きな違いがあります。
●利き手=オス猫は左利きが多く、メス猫は右利きが多い。
オスメスの区別がつきにくい子猫の性別判断の参考になります。
●見た目=オス猫は筋肉や骨格が発達して大きくなる傾向がある。
メス猫は手足が小さく華奢な傾向があります。
●性格=オス猫は欲求をストレートに表現し、甘えん坊になる傾向があります。
メス猫はマイペースで手のかからない猫になる傾向が強いです。
猫との日々の暮らしでオス猫さんを喜ばすには、
●運動量のある遊びを増やす。
●決められた量の食事をしっかり与える。
●爪とぎを数か所に置く。
●臭いの付いた物をベットなどに置く。
●かまってや遊んでのアピールにはなるべく答えてあげる。
メス猫さんには
●安心できる静かな場所を作る。
●フードは小分けにして与える回数を増やす。
●こまめなブラッシングで血行促進をこころがける。
●とっさの時に隠れることが出来る場所を作る。
●しっぽの付け根を優しく叩いてあげる。
また、オス猫はおしっこ系、メス猫は乳腺や子宮の病気にかかりやすいと言われています。
日頃から気にかけて、トイレや体の様子をチェックしておきたいですね。
生活にかかる費用にオスメスの差があるのは1つ。
去勢や避妊手術にかかる費用です。
オスの去勢手術の平均金額は10,000〜15,000円。
メスの避妊手術の平均金額は20,000〜25,000円となっています。
お宅の愛猫さんはオス猫さんですか?メス猫さんですか??
それぞれの性格や特徴を理解すれば、お互いがもっと心地よく暮らす事ができます。
できること取り入れてみてくださいね。
きっと愛猫さんも喜びますよ!
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