
猫さんの毛、撫でると柔らかくて手触りも最高!
ツヤツヤで綺麗な毛並み、猫の魅力の一つですよね。
私も大好きです。
しかし、飼い主を悩ますのが抜け毛問題。
特に年に2回、春先と秋口の換毛期には洋服に抜け毛がべったり、お掃除も大変ですよね。
コロコロや洗濯しても服に毛が刺さってなかなか取れませんよね。
換毛期の事は分かっていても、夏毛になって愛猫さんがちょっと痩せた感じに見えることありませんか?
冬場のモフモフ仕様から全体的に少し凛々しくスッキリした感じになりません?
もしかして、夏バテで痩せてしまったのかも?なんて少し心配になりますよね。
でも、夏毛になり痩せた感じに見えるのは当たり前なんです。
猫の毛の仕組みが分かれば安心ですよっ。
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猫の毛の役割
猫さんの体全体を覆っている毛、撫でて気持ちいい意外に、どんな役割があるのでしょうか?
案外凄い猫の毛の役割知ってました??
猫の毛の役割
衝撃吸収機能
外部からの衝撃(何かに当たったり)、猫同士の喧嘩の爪のひっかきなどから体を守る。
防水、紫外線ブロック機能
分泌される皮脂により毛の乾燥や水、紫外線から皮膚を守ります。
保温、断熱機能
冬毛になることで保温し寒さから、
夏毛になることで風通しを良くし、暑さから体を守ります。
猫の毛の仕組み
猫の毛は大きく分けて2種類あります。
表面を覆うオーバーコートと内部のアンダーコートがあります。
それぞれの特徴から夏毛になると痩せて見える理由が分かりますよ。
2種類の毛の特徴をまとめました。
オーバーコートの特徴 | 猫の体の表面を覆う毛。 太さは約0.04ミリ。 太くでまっすぐ、しっかりしている。 洋服などに突き刺さり取れない。 防水や紫外線ブロックの役目もあり、保護毛とも呼ばれる。 一つの毛穴から1本生えている。 |
アンダーコートの特徴 | 猫の皮膚に密着して生えている毛。 太さは0.02~0.01ミリ。 短く細く、柔らかい。 保温、断熱の役目があり換毛期によく抜ける。 一つの毛穴から数本生えている。 |
冬毛になる秋口の換毛期にはアンダーコートが密集して生え、増えます。
そのため猫の顔や体全体が丸くなり、モフモフと太ったような印象になります。
逆に春の換毛期には密集していたアンダーコートが少なくなります。
このため丸味がなくなり痩せたような印象になります。
ホントに夏バテかも?

冬に沢山あったアンダーコートが少なくなり痩せたように感じることは分かりました。
しかし、猫って夏場はだらーんといつも以上に寝てばっかりですよね。
コレって大丈夫なのでしょうか??
夏場は暑く猫も人間もぐったりしますよね。
ただでさえ暑く疲れやすい夏、特に猫は体力の消耗を防ぐため、あまり動かなくなります。
このため、食べる量が減り若干の体重の減少もあります。
部屋で寝ている時間が多くなっても、食欲などに変化が無ければ問題はありません。
しかし、こんな症状が出ていたら夏バテの可能性があります。
気を付けて下さいね。
猫の夏バテの症状
- 食欲不振
- エサを全く食べない
- 嘔吐を繰り返す
- 下痢
猫の夏バテの特徴は消化器系の症状です。
いつもと違うこのような症状が続けば獣医さんへ相談してくださいね。
(食事を全くしなくなった場合はすぐに獣医さんへ)
特に夏バテしやすい猫はいる?
猫の種類や年齢によっては夏バテしやすいタイプがあります。
愛猫さんがあてはまるか?チェックしてみて下さい。
長毛種
毛の長い猫は熱が逃げにくく夏バテしやすいと言われています。
人気のスコティッシュフォールドやノルウェージャンフォレストチャット、ペルシャなどがそうですね。
MIXに時々見られる長毛さんも注意が必要です。
鼻が潰れている種類
鼻が潰れている猫は、体の熱を鼻呼吸で逃がすのが苦手なため夏バテしやすい傾向があります。
エキゾチックショートヘアーなど。
シニア猫
7歳くらいからのシニア猫になると若い猫よりは体温管理能力が低くなるため、注意が必要です。
人間も年を取ると年々と夏の暑さがこたえますもんね。
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夏バテ予防方法は?

夏バテでねこさんが辛い思いをしないようにも予防法を知って気を付けたいですよね。
次の事に気を付けて夏バテを予防!
- 猫が寒くない温度でエアコンをつける。
猫が快適とされる温度は28度、湿度は50%前後です。
- エアコンを嫌う場合。
カーデンで直射日光を遮ったり、窓を開ける、換気扇を回すなど風通しをよくする。
- ペット用の夏用マットなどを敷いて涼しい場所を作る。
猫にとっての快適な場所を作ってあげて下さい。
- 水飲み場所を増やす。
いつでも新鮮な水が飲めるよう場所を増やす、ご飯をドライタイプからウエットタイプに変えるなど、摂取する水分の量を増やして下さい。
- 食欲を減らさない。
いつものご飯に猫用の鰹節をふりかけるなど、愛猫がご飯を食べる工夫をして下さい。
これらは、湿度が高くなる梅雨の時期くらいから気を付けてあげてくださいね。
まとめ
猫が夏毛になり痩せたように感じるのは、アンダーコートが少なくなったため。
湿度や気温があがる梅雨の時期からは猫の夏バテに気をつけよう。
鼻の低い猫、毛長種、8歳以上のシニア猫は特に夏バテに注意しよう。
夏バテの症状があれば獣医さんへ。
夏が暑く過ごしにくいのは猫も飼い主さんも一緒です。
きちんと予防して少しでも過ごしやすくしてあげたいですよね。
そして、愛猫さんに普段と違う症状があればいつもより注意し、早めに獣医さんへ相談してくださいね。
では、皆様と皆さんの愛猫さんが元気に暑さを乗り切れますように!
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